2010年2月 ラスベガス滞在【UTNP卒業旅行】

1年生の時から3年半ほどお世話になったUTNPの同期でラスベガスに行ってきました.
僕の狙いは完全にグランドキャニオン国立公園に行くことだったわけですが,
ラスベガスの街もとてもスリリングで楽しかったです.報告しまーす.

■ラスベガス観光

ラスベガスで発展しているエリアは,「ストリップ」と呼ばれるメインストリート
の周辺.僕らが泊まったホテル「Circus Circus Hotel」からは,ストリップを南下
していくだけで,主要な観光エリアを網羅できます.


ルクソールホテル.夜になるとピラミッドの頂上から光が放たれます


我々が泊まったCircus Circusの入口.電飾が凄い.ラスベガスに「エコ」という
概念はないのだろうか...


Mirageホテルでやってる無料のショー「火山噴火」


ベラッジオホテルの噴水ショー


エッフェル塔の前で記念写真


ラスベガスの夜景




■グランドキャニオン国立公園

グランドキャニオンは,およそ7000万年前に隆起した台地にコロラド川が流れ込む
ことによって,侵食され形成された渓谷だ.渓谷の上から下まで歩いていけば,
先カンブリア時代までの地層を見ることが出来るという貴重なスポットである.

今回私たちは,バスツアーを使って南側の観測点に向かった.
天気はあいにくの雪で視界はあまり良くなかったが,山の天気は変わりやすいもの.
一瞬覗いた晴れ間では,見事な渓谷の様子を堪能できた.


雪のグランドキャニオン


一瞬の晴れ間を狙って


高所恐怖症の人は注意.今回のツアーでは寄らなかったけど,
地面が透明になっている「グランドキャニオン スカイウォーク」というのもあります.


自分の写真も一枚.


陽射し対策に買ったサングラスは全く不要だったが,とりあえず着用している仲間.







■デス・バレー国立公園
アメリカで最も標高が低く,夏には摂氏60度近くまで気温が上がったことも
あるというデス・バレー国立公園.初日に空港からホテルまで案内してくれた
旅行会社の人があまりにもオススメしていたので,急遽,有志の4人で行くこと
にしました.

西海岸には,サン・アンドレアス断層という南北に走る巨大断層がありますが,
デス・バレー周辺が海抜-86mという北アメリカで最も低い地にもぐりこんでいるのは
この地域の活発な断層運動と関係しているようです.

ガイドさんも言っていましたが,この地周辺は,現在でも活発に地殻が隆起している
そうで,数十年前に作った道が,デコボコしていました.


国立公園の看板の前で.


ホウ素の取れる山.白い筋のように見えるのがホウ素.
ちなみにこの山は,映画「猿の惑星」の撮影にも用いられたらしい.


赤い山の色は,酸化鉄が豊富に含まれていることを意味する.
奥に見えるのが,デスバレーの塩の湖.


最下点に到着.一面,塩の道です.しかもこの塩,結構美味しい.


出来立ての塩と私.


「アーティスト・パレット」
パレットのようにいろいろな色が一ヶ所に集まっているから
このように呼ばれる.写真を撮り忘れたのが残念だが,
玄武岩からなる真っ黒の地形もあった.火山活動が
あったことを意味している.本当に複雑な場所.


ダンデスポイントからの眺め.凄い.奥に広がる塩の湖は,
200キロメートル続いているらしい.


ちなみに,この国立公園のmuseumは鉱物好きには堪らないだろう.
国立公園内で取れた鉱物の展示が充実している.
もう少しじっくり時間を取って見たかったな...

鉱物は,少量であるが買える.
Flourite(蛍石),Ulexite(テレビ石として有名)とobsidian(黒曜石)を
購入.20ドル足らず.黒曜石は玄武岩質のマグマが水中で噴出して急速に
冷やされたときなどに出来る.テレビ石は塩水の湖などが干上がったときに出来る.
わずか3つの石が,この地の複雑な成り立ちを物語っている.




■最後に

ラスベガスといえば,カジノの街.
皆の勝敗は,というと...

まぁ,勝てないものですね...

しかし何といっても,一番凄いのは,,,
















やはり彼でした.






■卒業旅行として




就職して大学を去るのは2人だけだから,卒業旅行と言っても,なんか
ピンとこないんだけれども,ピンと来てないうちに,人は離れ離れになって
しまうんでしょうね.定期的にこんな感じで集まれるといいなあ.

2009年8月 富士登山again

再び夏になり,私の家に集まったRSC(洛南高校理科部)OBの面々.
昨年は樹海に行ったこともあり,

「富士山にでも登ったらええーんちゃうん?」
ということになり,登ることになった.

実は,私を含め,付属中学校から洛南に通っていたメンバーは,
中学時代に強制富士登山ツアーに連行されており,今回の登山は二度目になる.
メンバーは,私,tani H,yuki K,モンゴリアン石井,Y田となった.

しかし2回めの登山.ただ登るだけではつまらないということで以下のような
案が提出された.
1.山頂で湯を沸かし,気圧の減少による水の沸点降下をこの目で確かめる
2.重力計を作ってもっていき,高度の上昇に伴う重力の低下をこの目で確かめる

1.の案はyuki K氏の見事な計画と行動力により実行された.
2.の案は,私がどの程度重力が変わるのか,その差を検出するために必要な
検出器の精度まで見積もったのにも関わらず,
「あ,なんか大変そう」
ということが分かり,しかも出発前日まで何の準備もしなかったことが原因
となり,皆の中でうやむやになった.下山して数ヶ月後,私は,大学院で重力計測
の研究に携わることにした.不思議な縁を感じる.

なぜか高校時代のジャージを持参してきたY田.

登頂を果たした面々.撮影はモンゴリアン石井氏.

水の沸点降下をこの目で確かめた.

見事なご来光が臨めましたー.

来年はどこに行こうかなー.

2009年7月20日〜23日 日食観測ツアー@上海

学科のO氏,M氏と一緒に,上海での皆既日食を目的としたツアーに同行してきた.
次に日本近辺で皆既日食が見られるのは2035年であることから,もしかしたら
次は見られないかもしれないしね(普通に生きてるとしたら47歳だけど,
人生何が起こるか分からないので).

まずは上海観光.

めっちゃ暑い.40度くらいあったらしい.

出来たばっかりの上海金融中心(「中心」というのはcenterを直訳していると思われる)

ヨエン到着(感じが打てない)

ヨエンで見つけたミニーマウス?

で,肝心の日食は...

あいにくの曇天...

雲のおかげで目で直接部分日食の様子が観測できました

皆既になる直前までこんなに明るかった空が

こんなに暗くなりました.

でも,太陽から星間空間に放出されるコロナの様子などは見られませんでした.
でも,やっぱりすごい.

僕は,日食という現象は,太陽と地球と月の位置関係を直感的に把握できる
唯一のイベントなのではないか?と考えています.
2035年まで絶対に生きて,今渡こそ見てやろうと思います.

そういえば,皆既日食の直後から大雨が降り始めたのを思い出した.
O氏とは,そのときの雨が,日食による温度低下に伴う雨(つまり日食雨)なのか
どうか検証しようという話になって,その時は盛り上がったんだけど,
結局やってないな...

2008年夏 富士樹海散策

例年のごとく東京にある私の家に集結したRSC(洛南高校理科部)OBの面々.
うだるような暑さに耐えかねて,

「樹海にでも行ったらええーんちゃうん!?」

ということになり東京から滋賀に帰る前日、yuki kとY田と3人で
青木ヶ原樹海を散策してきた。

JRと富士急行を乗り継いで河口湖駅まで行くわけだが,車内で会った
おばちゃんに「お盆に樹海に行くなんて,へんなもん連れて帰らないようにねw」
と言われ,自分たちの選んだ時期のまずさに気づく.
とにかく,河口湖駅まで着いたので,河口湖・西湖レトロバスで
「西湖コウモリ穴」まで行った。

まずは西湖コウモリ穴を見た.
その後は、樹海の中を歩いて富岳洞穴、鳴沢氷穴へ.
樹海を歩いたおよそ2時間の間、誰にも会わなかった.
もっとメジャーな観光スポットになっているのかと思いきや,
意外に人気ではないようだ.



樹海の木には,奇妙に地面を横たわっていたり,螺旋状に巻きながら
伸びて行ったりするなど,奇妙なものがたくさん存在している.


奇木に包まれるyuki k氏.



奇木の様子


富岳氷穴の看板の前で記念写真.なぜY田がビジネススタイルなのかは不明.

カロリーメートを食べてエネルギーを補給する私.